「亀ロード」分かりますか?
2012.06.11
From 亀屋商店

こんにちは。目黒区で協力店会員をやっています、亀屋商店の藤森です。
店名に「亀」とついてることや、亀グッズ収集に興味を持ちながら、
地元の方々と亀の保護観察員として活動をしています。

6月から8月中旬にかけて、アカウミガメが産卵のために上陸してきます。
静岡県の天竜川河口域から、浜松市中田砂丘にかけてはまさに産卵ラッシュ。
しかしながら、毎年上陸数は減少傾向にあると言います。

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太平洋から上陸してきた亀ロード、わかりますか?

産卵は、深さ50~60cmのところに、100~110個。
上部の卵が壊れると、液卵で下部は駄目になってしまうため、
産卵後、素早く孵化場へと大切に運びます。
生まれるまでの期間は約2カ月位です。

潮の満ち引き、月の明かり、海からの「誘い」によって、子亀たちは海に向かいます。
でも、海辺に辿り着く子亀は10%ぐらいだと言います。
理由はの1つはその天敵にありますが、原因はもう1つ...
陸上の明るさで「月」と間違える子亀が多く、海に帰れない子供がいることです。

便利な生活を求めなくても...月の明かりで十分ですよね。
3.11の教訓。自然の中で生かされている人間。そう強く感じます。
「潮風の下では、亀も人は同じです。」