[ニッポンの良い食品 #5] 
うまかだし・さくら鰹/中嶋屋本店
2012.10.25
From 事務局

夏のあの暑さはどこへ行ってしまったのか・・・

11月を目前にグッと寒くなったこの時期、
夜は温かいお鍋なんていかがですか?

今日は、ニッポンの良い食品。再掲載企画の第5弾!
冬のお料理にも欠かせない認定品をご紹介いたします。


*****************************


nakazimaya_001.jpg

人とのつながりを大切にして
作られた、日本の味

まかだし・さくら鰹/中嶋屋本店

nakazimaya_002.jpg
株式会社 中嶋屋本店
代表取締役 中嶋 恒治

私ども中嶋屋は、60年余に渡って長崎県内でとれる海産物を
中心に、煮干や削り節を製造販売してきました。
日本の味を支える「だし」も、昨今は化学調味料のものが多く
出回っていますが、私どもでは自然本来の味にこだわり、
人とのつながりを大切にしながら妥協のない製品づくりを
心がけています。

自らが市場に出向き、作り手と対話をしながら仕入れを行うこと
はもちろんですが、私どもは作り手とともに、原料の質の向上にも
取り組んでいます。削り節の原料である鰹節は、三代に渡って
付き合いのある加須島権枕崎市の加工業者に、意見を出し合いながら
生み出した製法で作っていただいています。

その甲斐あって、鰹節は一昨年の品評会で農林水産大臣賞を見事受賞。
日本一に輝いた喜びを皆で分かち合いました。
お互いの信頼や期待がもの作りの励みとなり、私たちのより良い
製品づくりにつながるのだと実感しております。

「うまかだし」は。良い食品づくりの会のアイデアから生まれた
無添加の出汁パックです。発売から20年余のロングセラーとなっています。
砂糖も塩もいっさい加えておりませんので、お好みで味付けができます。
お料理に合わせてお選びください。

一方の「さくら鰹」はそのまま食べるかつおぶし。料理人の厳しい要請のもと、
パート名0である枕崎の加工業者とともに作り上げた一品です。
漬物やお豆腐、パスタにかけてお召し上がりください。
自信を持ってお勧めするおいしさです。


≪編集部より≫
中嶋屋のこだわりは削りの作業の中にも。
魚の種類や資質、用途によって適切な製法、
削り方があるため、中嶋屋では試作削りを作っては、
その都度だしを飲み比べ、最もおいしくとれる方法を
採用しているそうです。
おいしさの秘密には、こうした地道な努力とプロの技が
あるのですね!

(良い食品通信・2011年秋号記事を一部修正の上再掲載)