[ニッポンの良い食品#13]純米大吟醸 山花/宮坂醸造
2013.04.22
From 真澄

蔵元「真澄」のレシピ本が発売!

蔵元「真澄」が、レシピ本「日本酒で愉しむ 信州二十四節気」を出版しました。美しい写真と美味しそうな酒肴のレシピで構成され、蔵元夫人・宮坂公美さんと郷土料理研究家、横山タカ子さんとの対談も掲載されています。レシピはどれも簡単に作れ、日本酒にぴったりだそう。食卓にそっと寄り添うお酒でありたいと願う、真澄さんならではの一冊です。ぜひご覧ください。

詳細はこちらから。
http://www.masumi.co.jp/event/archives/001439.html
http://www.masumi.jp/sakemasumi/7.1/9784784072071/

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「良い食品通信」創刊号で、女将の公美さんに日本酒づくりの思いを語っていただいていますので、ここに掲載いたします。

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蔵元「真澄」の最上級ランク
食中酒におすすめの一本

純米大吟醸 山花

宮坂醸造株式会社
真澄女将 宮坂公美

宮坂醸造は、7年に一度の御柱祭で知られる信州上諏訪に1662年に創業しました。信州の地酒として親しまれる「真澄」の蔵元であり、全国60%の酒蔵で活躍している七号酵母発祥の酒蔵としても知られています。
「純米大吟醸 山花」は、米選びから醸造、貯蔵、壜詰めに至る全ての工程に、持てるエネルギーを注ぎ込んで醸し上げた真澄ブランド最高級ランクの一本。海外でも抜群の人気を誇る国際派です。
山花という命名通り、八ヶ岳に咲く花のような清涼感を呼ぶ味わいが特徴で、香り高く、辛めですっきりとした仕上がりは、食中酒としておすすめです。秋の季節は、旬の茸と長芋の和え物に合わせて。白身魚のカルパッチョやマリネにもよく合います。それから諏訪湖名物わかさぎのフライとの相性は格別。初夏がめぐってからのお楽しみです。
近ごろは、人々のライフスタイルが多様化したこともあって、食卓の風景も変わりましたが、私たちはこれからも家族や友人と囲む食卓に、そっと寄り添うお酒でありたいと思っています。
「本当に美味しい一本」をお届けするのはもちろん、お酒に合う料理や飲み方などの提案を通して、日本の食卓をもっと楽しく和やかにするお手伝いができればこれほど嬉しいことはありません。

編集部より
かつて酒処には、お燗の適温をしきる〈お燗番さん〉がいたようにお酒の表情は温度ひとつでがらりと変わってしまうもの。飲み頃の温度は重要です。大吟醸や生酒は、冷やして10℃前後が香りを逃さず楽しめます。これからの季節は、秋の酒「真澄山廃造り」をぬる燗で。いいですよ。

(良い食品通信vol.1、2010年秋号記事を再掲載)