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高岡産菜種を100%使用
圧搾法で作られる、本物のなたね油

純国産なたね油

高岡市農業協同組合
代表 穴田甚朗

私たちは、富山県高岡市戸出地区で菜の花を栽培し、昔ながらの圧搾法で菜種油を作っています。
一面に広がる菜の花畑は、我が国の代表的な春の風物詩であり、かつて菜種の国内自給率は、ほぼ100%を誇っていました。
しかし、生産は減少の一途を辿り、現在の自給率は0.04%。菜種油の原料は外国産に依存している状況であり、しかも、そのほとんどが遺伝子組み換えで、ポストハーベスト農薬も使用されています。こうした現状に対し、私たちは純国産の原料で菜種油を作りたいと、平成11年から菜の花の栽培を始めました。
搾油方法にもこだわり、化学薬品を使って多くの油を搾り取る一般的なヘキサン抽出法ではなく、焙煎した菜種を圧搾機で押しつぶして油を搾り出す、昔ながらの圧搾法を採用しました。添加物を使わず時間をかけて丁寧に絞っているため、黄金色で香りが高く、天然のビタミンEが豊富なのが特徴です。油の持ちも良く、何度でも揚げ物に使うことが出来ると好評をいただいています。
大手メーカーの安価な商品が出回っている中、口コミで広がり、発売から3、4ヶ月ですぐに完売となります。"安全な本物"を求める消費者に確実に広がっていると手応えを感じています。
高岡は、大伴家持がこよなく愛し、数多くの秀歌を詠んだ歴史ある地であり、春の訪れとともに咲き誇る菜の花畑の風景は、壮観です。ぜひ一度足をお運びくださいませ。

編集部より
菜種油100ccをフライパンで熱し、マスタードシード(小さじ1)をはじかせて香りを出し、荒くつぶしたトマト200g、塩、黒胡椒、レッドペッパーを入れて、濃度がつくまで煮詰めると、甘くない大人味のトマトケチャップの出来上がり。肉料理のソースにしても美味しいですし、使い勝手抜群ですよ。ぜひお試しを。

(良い食品通信vol.8、2012年夏号記事を再掲載)

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