[ニッポンの良い食品 #7] 
鮭の味噌漬焼きほぐし/加島屋
2012.11.22
From 事務局

2012年年末に向け、仕事の作業もいよいよ架橋に突入...
ついつい忙しさが優先され、食事が疎かになっていませんか?

加えて、寒さが身に染みるこの季節。
自宅で簡単に「家庭の味」が楽しめたら...最高に幸せですよね。

本日は、ニッポンの良い食品。再掲載企画の第7弾!
日々の食卓に上るおうな身近なおいしさを追求した、
おにぎりの具やお茶漬けには欠かせない鮭をご紹介して参ります。


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150年余の歴史を持つ
老舗の新しい味

鮭の味噌漬焼きほぐし

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株式会社 加島屋
代表取締役社長 加島長八

加島屋は、安政2年(1855年)に新潟に創業しました。
阿賀野川や信濃川で採れる鮭や鱒の塩蔵品や干物の商いから
始まり、私が5代目となります。

お陰さまで今では多くの方にご愛顧いただけるようになりましたが、
日々の食卓に上るおうな身近なおいしさ、「家庭の味」を
作り続けたいとの思いは、創業以来変わりません。
吟味を重ねて原料を厳選し、添加物に頼らない、手作業を基本とした
製品づくりを行っています。

今回紹介したこの商品は、最高品質のキングサーモンを原料に
使用している当社の代表商品「さけ茶漬」を、
より手頃な価格で提供できないかと思い開発したものです。
サーモントラウトの切り身を味噌漬けにした商品が、お客様に好評だった
ことにヒントを得て作りました。
原料に良質の養殖サーモントラウトを使い、三枚におろして地元・越後醸造の
袖振味噌に漬け込んだ後、風味豊かに焼き上げ身をほぐしています。
ご飯のお供やおにぎりの具としてはもちろん、様々なお料理に幅広くお使い
いただきたく思います。

近頃は食の洋風化が進み、人々の味の好みも変化しています。
まろやかな味や薄い味付けを好む方が増え、健康志向の高まりから
減塩を求める方も多くいらっしゃいます。
当社では、時代の変化にしなやかに対応しながら、伝統の味、新潟の食文化を
次代につなげていきたいと考えます。
今後は若い世代に向けた味づくりにも力を入れていきたいと思っています。



≪編集部より≫
近頃は、「減塩」を表示した調味料や加工品が人気ですが、
ある程度の塩分濃度がないと食品としては腐敗してしまうため、
塩を減らす代わりに多くの添加物が使われることがあります。
塩度が少ないことが身体に良いとは限りません。正しく知り、
商品の本質を見極める目が必要ですね。

(良い食品通信・2012年冬号記事を一部修正の上再掲載)