〈会員紹介.24〉
灰干し一筋―西出水産
2012.11.27
From 西出水産

さて、皆さんは次の漢字 いくつ読めますか?

「狭真魚」、「祭魚」、「三馬」、「三摩」...
これらは全て 今で言う「秋刀魚」のことを示しています。

江戸時代から大衆魚として親しまれてきた「さんま」。
1831年に発行された「魚鑑」(武井周作薯)では、
「さんまは秋から冬にかけて房総沿岸でとれて、薄塩にして売る。
京都ではサヨリと呼ばれる」と書いてありました。

また、夏目漱石の「我輩は猫である」には
主人公の猫が「三馬を盗んで」というくだりがありますが、
1894年までは「三摩」と記載されていました。

「秋刀魚」という表記になったのは、1898年頃からだと言います。

このように、大衆から広くそして長く親しまれてきた「さんま」。
今日はそんな「さんま」を生産している、会員の西出水産について
ご紹介して参りましょう。


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西出水産は昭和39年の創業以来、灰干し一筋にこだわり、
灰干しさんまを作りつづけています。

灰干しにより、空気からシャットアウトして作られた灰さんまは、
高鮮度のまま魚本来のうまみだけを封じ込めています。

火を通すとすぐにじっとりにじみ出て、美味そうな香りが広がります。

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