こんにちは。
現在公開中の生産者会員ページ、本日は桜井甘精堂をご紹介いたします。
小布施の栗の歴史は、今からおよそ600年前の室町時代に始まるといわれています。
当時、この地方の領主だった荻野常倫が故郷、丹波国から栗をとりよせて植えたのが
きっかけだと伝えられています。
小布施の土壌が栗の育成に適していたため、
江戸時代にはすでにうっそうとした栗林が広がっていたということです。
小布施は品質がよおく美味ということで松代藩が毎年秋に将軍家に献上する習わしとなり、
その名を天下に広めたそう。
この栗を用いて初めて菓子を作ったのが、初祖・桜井幾右衛門でした。
栗を粉にひいて作りあげたのが「栗落雁」。文化5年、西暦1808年のこと。
画期的な「栗落雁」の創製によって、二百年にわたる伝統を誇る栗菓子づくりが
スタートしたのす。
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3月12日に、山の上ホテルで「くりだめしの会」を行いました。
初めての開催にも関わらず、500名を超えるお客様がお越しくださり、
たいへん好評をいただきました。
「小布施に来てもらうために東京でイベントをしよう」という趣旨で
企画した会ですが、いろいろなチャンスが生まれたような気がします。
当日は、栗鹿の子や栗ようかん、モンブラン、栗アイスなど、
私どもの栗菓子をビュッフェスタイルで召し上がっていただきました。
東京での販売がなく、通販でも購入できないためだと思いますが、
商品では、圧倒的に「モンブラン」と「くりあげまんじゅう」に対する
ご所望をいただきました。
また、接客についてもお褒めの言葉をいただき、スタッフ一同大喜びです。
実際に売り上げに反映されるのは2~3年後と思っていましたが、
先日、ご来店されたお客様から「栗だめしの会に行った。
モンブランを始めて食べて感動した。旦那が小布施の出身なので
墓参りにかこつけてモンブランを食べに来た」と
店長に話していかれたそうで、ありがたいかぎりです。
とりあえずは来年度にむけて新しい趣向を考えることと、
「商品を買いたかった」というお客様の声が多く、来年は少し販売も、
とは考えています。
と言う大人の意見は意見として、本人の感想は
「楽しかったなあ。やっぱり祭りは舞台裏を仕切るのが
一番楽しいなあ」というところです(笑)
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