雑誌「貿易之日本」(名古屋市)の消費者問題特集号で、「食品産業とその良心の周辺」をテーマに、
天野慶之氏(東京水産大学元学長・農学博士)、松田道雄氏(評論家・医学博士)、
磯部晶策氏(食品コンサルタント・岩波新書「食品を見わける」著書)による座談会が行われ、
良心的な食品製造者の孤立を防ぎ励ますために、何らかの組織が必要であることが話し合われる。
天野慶之氏(左写真)
良い食品づくりの会は、1975年に食品メーカー8社が旗揚げした「良い食品を作る会」を前身とし、
安全で美味しい食品を提供することを目的として、1997年7月に「良い食品づくりの会」として発足しました。
現在、約130社の生産者と販売店が加盟しており、『良い食品の4条件・良い食品を作るための4原則』を
基本理念に、商品研修や学識経験者を招聘しての勉強会、工場見学などを定期的に行いながら、
個々の努力を基礎にした相互の研鑽に努めています。
基本理念の具体化としては、食品ごとに品質基準(原材料や加工法など)を設定し、
この基準をクリアした食品だけを「認定品」として、販売協力店で提供しています。
また、2004年〜13年は毎年、山梨県清里で自主企画イベント「良い食品博覧会」を開催、
(2012・13年は奈良県大和郡山市でも実施)。お客様との対話を深める取り組みを行いました。
美味・安心・安全な食品を次世代につなげるために、良い食品づくりの会は、
暮らしと食のあり方を社会に問い続けながら、それぞれの仕事に精進しています。
1974年(昭和49年) 11月
雑誌「貿易之日本」(名古屋市)の消費者問題特集号で、「食品産業とその良心の周辺」をテーマに、
天野慶之氏(東京水産大学元学長・農学博士)、松田道雄氏(評論家・医学博士)、
磯部晶策氏(食品コンサルタント・岩波新書「食品を見わける」著書)による座談会が行われ、
良心的な食品製造者の孤立を防ぎ励ますために、何らかの組織が必要であることが話し合われる。
天野慶之氏(左写真)
1974年(昭和49年) 12月
準備会の発足。岩下弥作氏(ナガノトマト社長)、松田三郎氏(チョーコー醤油社長)ほか、"良い食品志向のメーカー"7社で旗揚げを確認。
1975年(昭和50年) 3月
「良い食品を作る会」を8社で結成。
1987年(昭和62年) 3月
「良い食品を作る会 販売協力店会」が組織される。
1991年(平成3年) 1月
「良い食品を作る会」の生産者と販売協力店が一本化される。
1992年(平成4年) 9月
会員数(生産者・販売者)が150社に達する。
1993年(平成5年) 1月
「良い食品を作る会」解散。消費者との接点である販売協力店のコーナーと連絡センターとして加島長作氏(加島屋社長)を後の活動のために残し、組織を解散。
1994年(平成6年) 2月
連絡センターを軸に、元「良い食品を作る会」会員が関東と関西で合同研修を開始。
1997年(平成9年) 7月
「良い食品づくりの会」結成。
消費者に安全で美味しい食品を提供するため、加島長作氏(加島屋社長)を初代会長に、
良心的な食品生産者と販売協力者で構成する組織として、「良い食品を作る会」を継承した活動を再開。
年1回の総会、年3回の「良い食品づくりフォーラム」、月1~2回の地域研修会で商品研修、
食品の認定審査、環境問題の勉強会等が本格化。
1999年(平成11年) 6月
基本理念『4条件と4原則』を決定。
志水寛氏(高知大学名誉教授・日本伝統食品研究会会長・農学博士)の原案、
天野慶之氏(東京水産大学元学長・農学博士)の助言を得て、
会の基本理念として『良い食品の4条件・良い食品を作るための4原則』を協議し、決定。
また『4条件と4原則』を適用した、各食品の品質基準を明確化。
2002年(平成14年) 3月
「良い食品づくりの会」を紹介した本が刊行される。
書名:「伝説の味五十三紀行」
著者:中島信吾
発行:朝日新聞社
2004年(平成16年) 6月
消費者の対話を目的とした「第1回 良い食品博覧会」を、山梨県・清里の清里寮で開催。
2010年(平成22年) 10月
「良い食品通信」創刊。
2011年(平成23年) 5月
東日本大震災復興支援をテーマに「第8回 良い食品博覧会」を開催。
収益の一部とチャリティグッズの売り上げ金をNHK甲府市支局を通じて被災地に寄付。
2012年(平成24年) 4月
ウェブサイトをリニューアル。
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