良い食品づくりの会を長年に渡ってサポートしてくださっているフードジャーナリストで食文化研究家の向笠千恵子先生が、来月9月2日(月)に「在来作物と種を守り継ぐ人々の物語」をテーマにしたセミナーに出演されます。

このセミナーは、都市農山漁村交流活性化機構が企画・開催するもので、映画「よみがえりのレシピ」の上映と、向笠先生と本作品の渡辺智史監督との対談を通して、在来作物を守り継ぐことの意味や地域の食文化について考えます。また、旬の在来作物の試食も予定されているそうです。

詳しくはこちらから(都市農山漁村交流活性化機構のページ)
http://www.kouryu.or.jp/events_seminar/machimura/H2510seminar.html

興味のある方はぜひご参加ください。


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写真は、今年の良い食品博覧会での向笠先生です。

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江戸時代の人々は、体調を崩して死んでしまう人が多かった暑い夏に、甘酒を飲んでいたそうです。街にはたくさんの甘酒屋が出て、甘酒売りは夏の風物詩でもあったそうです。

というのも、米麹から作る甘酒は、ブドウ糖やビタミンB1、B2、B6、必須アミノ酸など栄養分が豊富に含まれる、総合栄養ドリンク。消化も良く、夏バテ防止、疲労回復の栄養ドリンク剤として飲まれていたのです。

良い食品づくりの会の製品にも、一ノ蔵、杉田味噌醸造場、橘倉酒造、高木糀商店と、4種類の甘酒があります。それぞれ個性がありますから、ぜひこの夏、いろいろ試してみてください。甘酒パワーで、元気にこの夏の猛暑を乗り切りましょう。

写真は、江戸時代の甘酒売り「守貞漫稿」より(小泉武夫著「発酵は力なり」)

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ヒント1:原産地は熱帯アフリカのサバンナ地帯

ヒント2:学名 Sesamum indicum L.

ヒント3:九鬼産業の九鬼会長が教えてくれました。

正解は、ごまの花。
初めて見ましたが、白くて鐘のようなかわいらしい花ですね。
今、九鬼産業本社事務所に咲いているそうです。

九鬼産業のホームページ内「ごまの四方山話」によると、ごまはゴマ科ゴマ属の一年草で、種を蒔いてから約90~100日で収穫できるそうです。そして、茎の下の方から順番に花が咲き、さく果(種子が入っているもの)ができた後、熟期が来ると下から順に、さく果が裂けて種子が飛び出すのだそうです。勉強になりますね。

その他「ごまの四方山話」には、ごまのルーツや、「ごますり」「ごまかし」の語源となった理由なども紹介されています。ぜひ読んでみてくださいね。

九鬼産業のホームページ内「ごまの四方山話」
http://www.kuki-info.co.jp/stories/

愛媛の会員・一柳こんにゃく店さんから、「こんにゃく芋栽培キット」プレゼントのお知らせです。

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一柳こんにゃく店
【先着10名様&期間限定企画】

こんにゃくを作ってみたい!
興味がある(*^○^*)
そんなみなさまに、ご自宅で育つ栽培キットをお届け~
育て方は定期的にご案内するので安心!

そして、育つとうれしい企画が・・・

なんと!
自分で作った芋で、
オリジナルこんにゃくが作れます☆オオーw(*゚o゚*)w

お刺身で食べれるこんにゃくですよ~
楽しみですよね~!
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応募方法や条件を下記でご確認の上、お申し込みくださいね。
募集期間は、7/8(月)まで。先着10名にプレゼントだそうです。
http://www.konnyakukoubou.com/informatiom.html

7月2日ころからの5日間は、「カラスビシャク(半夏)」という薬草が生え始める時期であることから、七十二候の「半夏生(はんげしょう)」といわれます。

この時期は、一般に梅雨も明け、田植えも終わる頃で、田に植えた稲の苗がたこの足のように大地にしっかりと豊作になるようにとの願いから関西地方ではたこを食べる習慣があるのだそうです。スーパーで「たこ」のポップを目にするのはそのためです。

また、ところ変われば何を食べるかも変わります。

香川・讃岐地方では、田植えや麦刈りが終わった労をねぎらうためにうどんを打って食べるそうですし、福井県大野市では、江戸時代に大野藩主が田植えの疲れをいやし、夏場へ体力を備えるためにサバを食べることを奨励したことから、サバを食べる風習が残っているそうです。

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