明日、5月の第二週土曜日は「世界フェアトレードデー」。
日本各地でフェアトレードに関するイベントが開催されます。

フェアトレード(公平な貿易)とは、発展途上国の農産物や雑貨などを安く買い叩くのではなく、適正な価格で継続的に取り引きすることによって、生産者の持続的な生活向上を支える仕組みのことです。

近年、日本でも広まりつつあり、良い食品づくりの会でも、ごまの総合メーカーである九鬼産業がいち早くこの取り組みをスタートさせました。

「ごまでフェアトレード?」と不思議に思われるかもしれませんが、ごまの原産国はアジア、中南米、アフリカなど。日本で消費されているごまの99.9%は、外国産のごまを使用しているのが現状です。

九鬼産業は、明日、名古屋市で開催される「世界フェアトレードデーなごや2013」に出展しますので、ぜひお話を聞いてみてください。フェアトレードのごま製品の販売もあるそうですよ。

「世界フェアトレードデーなごや2013」の情報はこちら
http://www.n-fashion.com/event/upload_images/2013FTDN.pdf

九鬼産業のフェアトレードの取り組みはこちら
http://www.kuki-info.co.jp/fairtrade

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今日は、会場である「キープ協会 清泉寮」についてのお話です。

博覧会にお誘いすると、ときどき「懐かしいなぁ。清泉寮には、大学の新入生キャンプで行ったことがあるよ」と言われることがあります。立教大学の卒業生の方です。

というのも、キープ協会は、戦後、立教大学の教授であったポール・ラッシュ氏によって、日本の民主的な農山村復興モデルをつくること、そして実践的な青少年教育を目的に設立されたものであり、清泉寮は、立教大学とゆかりの深い施設だからです。

時代は変わろうとも、ポール・ラッシュ氏の精神は受け継がれ、キープ協会は、『食料』『健康』『信仰』『青少年の希望』『国際協力』『環境教育』の6つの理念のもと、現在も社会のモデルとなるような事業を展開しています。

清泉寮は都市から離れており、決して便利とは言えない場所ですが、私たちが第一回からここを会場に開催を続けているのは、何よりこの理念に共鳴していること、そして、南に富士山、北に八ヶ岳をはじめとする日本百名山の八峰を望み、森や牧草地が織りなすすばらしい環境で自然とふれあい、心のゆとりを取り戻してほしいとの願いからです。

6月1日(土)・2日(日)は、「良い食品博覧会 in キープ協会清泉寮」へ。
たくさんの方のご来場、心よりお待ちしています!

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山梨県の会員・中央葡萄酒が、「第4期 グレイス明野栽培クラブ会員」の募集を行っています。

日本のワイン造りでは、農家からブドウを仕入れて醸造するのが一般的ですが、中央葡萄酒ではブドウ栽培からワイン醸造までを一貫して行っています。

というのも、ブドウは日ごとに香りや皮の感じも異なり、収穫が数日ずれただけでも、味わいが変わってしまうほどデリケートなものだそうで、最高の状態のブドウを原料にするためには、自分たちで栽培し、日々様子を見ながらベストな状態で収穫を行うのが一番だからなのだそうです。三澤社長のおいしいワイン造りに妥協はありません。

明野にある三澤農場で、1年を通してブドウ栽培にチャレンジし、ワインが生み出されるまでを見守るこの企画。ワインをもっと深く知りたい、もっと楽しみたい方、ぜひご参加くださいね。

詳しくはこちらからどうぞ。
http://www.grace-wine.com/news_event/news/index.html#n_20130401

静岡の協力店会員・次郎長屋さんが、3月30日(土)に「出し取り教室」を開きます。

和食の基本は「だし」。だしの取り方をマスターすれば、いつものご飯がもっともっとおいしくなります。
「手間もかかるし、面倒くさそう...」と思われるかもしれませんが、一度にたくさん取って保存しておけばいいのですし、慣れるとそんなことは全く感じなくて、この出汁でどんなおいしい料理ができるかなとワクワクしてきます。

春ですし、あたらしい「出汁をひく暮らし」始めてみませんか。
次郎長屋さん特撰の羅臼昆布と真昆布、削りたての荒節、本枯れ節をぜいたくに使って、出汁の取り方を教えてくれるそうですよ。

●日時:3月30日(土)13:30~15:00
●場所:次郎長屋静岡店
(静岡市葵区御幸町7-3、御幸町交差点すぐ)
●参加費:500円

詳細・申込はこちらから。前回の様子もご覧いただけます。
http://www.jirochoya.com/SHOP/1215.html

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大阪の会員・「こんぶ土居」の土居成吉さん、土居純一さんが、関西の情熱的でクリエイティブな人たちの活動を伝えるWEBドキュメンタリー映像プロジェクト「Inspiring People & Projects」に紹介されました。

昆布を食用にする文化は日本独自の食文化であり、最近はフランスをはじめ世界でも高く評価されています。しかし、化学調味料で作られた粉末だしが普及し、「本物」の出汁の味を知らない若い世代も増えているのは、とても残念なことです。

この映像には、妥協を許さない製品づくりをはじめ、長年続けている出汁教室や生産者との交流など、出汁の文化を次世代につなぐ「こんぶ土居」の取り組みが紹介されています。土居さんの熱き思いを感じ取っていただけたらと思います。ぜひご覧ください。

〈INSPIRING PEOPLE & PROJECTS〉
http://inspiring-pp.com/category/projects/

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