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「和豚もち豚」の旨味を
引き出した自信作

たくみ亭 無えんせきベーコン 萌(ブロック)

株式会社 大近
代表取締役 伊藤智徳

スーパーマーケット「ラッキー」、「パントリー」を関西中心に展開している当社は、品質を第一にしたプライベートブランド商品の開発も手がけています。
昭和50年代当時は、食品の製造において、保存料や着色料等の食品添加物が当たり前に使われていた時代。質を蔑ろに、工業製品のように量産される食品に疑問を感じ、お客様に安心して食べていただけるような食品を作りたいと、独自の品質基準を定め、原料の調達から製造までを一貫して手がけることを始めました。低価格を打ち出したプライベートブランドが多い中、迷いがなかったわけではありません。しかし、当社の姿勢に共感してくださるお客様に買い支えられ、現在の店舗数は30、自社製造工場は、豆腐類、麺類、菓子等と食品毎に8工場を展開するまでになりました。
今回紹介した商品は、その自社製造工場「ハム工房たくみ亭」の製品の一つ、当社がそのおいしさに惚れ込んだ「和豚もち豚」のベーコンです。質の良い原料を探し求めた末に出合ったこの豚肉は、安全な飼料と清潔な環境で育てられ、きめ細やかな肉質と脂身に上品な甘みがあるのが特徴です。肉に塩を丹念にすり込んで1週間から10日間低温熟成させた後、桜のチップで燻して作り上げており、余計な味付けは一切しておりませんので、素材の旨味を存分にご堪能いただけます。
スライスして野菜炒めに、また出汁がよく出ますので、厚めに切ってポトフ等の煮物やスープにもお勧めです。

大阪府大阪市福島区福島6-10-11
http://www.daikin-group.com

編集部より
大近が「和豚もち豚」に出合った30年程前は、遠方からわざわざ物流コストをかけて原料を仕入れることなどあまりなかった時代。このベーコンは、たくみ亭の職人の技と、大近の情熱が生んだ商品です。

(良い食品通信vol.06、2012年冬号記事を再掲載)

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有機栽培した地芋で作った
昔ながらの生芋こんにゃく

媛だるま(角)

株式会社 一柳
代表取締役 一柳美枝子

私どもは、愛媛県四国中央市でこんにゃく作りを営んでいます。今回紹介しました「媛だるま」は、自社農場で栽培した在来種のこんにゃく芋を原料に、丁寧に手作りした、昔ながらの生芋こんにゃくです。
原料の生産を自ら手がけると決意した当時、農業はまったくの未経験でしたが、農薬や化学肥料に頼るのではこの会に入っている意味がないだろうと有機栽培を志しました。地元の有志を募って「有機農業の会」を立ち上げ、学んでいくうちに、土作りが最も大切であることを知りました。
4年前から遊休農地を借り、有機農法を科学的なアプローチで追求されている小祝先生の指導の元、作物の成長に必要な空気、水、養分がバランス良く保たれ団粒構造を持つ"理想の土"を目指して、土壌の改良に取り組んでいます。
努力は少しずつ実を結び、今では連作も可能となりましたし、光合成活動も高まって、絶好調にいい「地芋」が採れるようになりました。小ぶりですがサクサクしていて粘りがあるのが特徴です。愛媛の風土が育んだ独特の風味と食感をぜひ味わっていただきたいと思います。
また近年は、こんにゃくを使った新商品の開発にも力を入れており、こんにゃくケーキやベーグルは当店の人気商品です。こんにゃくは日本の食文化であり、食物繊維が豊富でヘルシーな食材。多くの方にもっと食べてもらえるよう、時代に合ったこんにゃくの活かし方を追求していきたいと思います。

愛媛県四国中央市中之庄町124
http://www.konnyakukoubou.com

編集部より
一柳こんにゃくを使った簡単レシピを紹介。下茹でし5〜6㎜の薄切りにして斜めに切り目を入れたこんにゃくを熱したフライパンに入れ、やや多めの胡麻油で白っぽくなるまで焼きます。熱いうちに鷹の爪を入れた醤油(こんにゃく1枚に対し大さじ3)に漬け込み、出来上がり。常備菜としてもおすすめです。

(良い食品通信vol.08、2012年夏号記事を再掲載)

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11月11日は「鮭の日」。
「鮭」という漢字のつくりを分解すると「十一十一」となることから1987年に新潟県村上市によって定められたそうです。そんな「鮭の日」にちなんで、今日は新米の季節におすすめの品、新潟の会員・加島屋さんの「鮭の味噌漬焼きほぐし」を紹介します。

この商品は、加島屋の代表商品「さけ茶漬」を、より手頃な価格で提供できないかと思い開発されたものだそうです。良質の養殖サーモントラウトを三枚におろし、地元・越後醸造の袖振味噌に漬け込んだ後、風味豊かに焼き上げ身をほぐして作られています。

ほかほかご飯にかけるだけでご馳走に。ごはんが進むこと、うけあいです。

ペットボトルのお茶の表示を見ると、多くの商品に「原材料名:緑茶、ビタミンC」と書かれています。

よく「飲む人の健康を考えてビタミンCが入っているんだろう」と誤解されている方がいらっしゃいますが、実はこれ、商品を日持ちさせるための酸化防止剤なんです。

「ビタミンC」と表記すると、天然自然の食品から抽出したもののように思いがちですが、Lアスコルビン酸とアスコルビン酸ナトリウムという二つの薬品、添加物です。

会員の清水一芳園さんの「香檳烏龍茶(シャンピンウーロンチャ)」は、添加物フリー。写真をご覧いただくと分かるでしょうか、容器いっぱいにお茶が詰まっていて、空気が入っていないため、酸化防止剤の必要がないんです。ぜひ一度、容器を逆さまにして確かめてみてください。

また、忙しい毎日ですが、お茶は急須で淹れるように・・・が基本です。気持ちも落ち着きますよ。


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店主の強いこだわりが生んだ、極上の烏龍茶

香檳烏龍茶

株式会社 清水一芳園
代表取締役 清水和正

今回紹介した「香檳烏龍茶」は、数百種類ある台湾茶の最高峰であり、台湾の中でも限られたごく一部の茶畑でしかとれない大変貴重な茶葉を使った飲料です。
茶葉の栽培法は、「虫の力を借りる」といった特殊なもので、ウンカという小さな虫が新芽の樹液を吸うことによって、お茶の香りや味わいに独特の風合いが生み出されます。そのため、農薬も化学肥料も一切、使うことができません。華やかで高貴な香りは、かつて輸出先のイギリス貴族の間で「シャンパンに値する最高のティー」として愛されていたほどです。
この茶葉と出合った当時私は30歳でしたが、そのおいしさに惚れ込み、すぐさま現地に飛んで生産者を訪ねました。しかし、そこで聞かされたのは、生産量は減少の一途で、いつなくなってもおかしくないというショックな現実。というのも、この茶葉の栽培は大変手間がかかる上、昭和50年代当時の台湾は、ハイテクランド構想で茶畑がどんどん精密機器の工場に代わっていった時代。きれいな水と空気があり、広い敷地の茶畑は、工場の立地に最適だったからです。
なんとかしてこのお茶を残したいと思った私は、34歳の時に日本での茶葉販売を始めました。その後この会に入会し、先輩からの提案もあって、この製品を開発しました。
世界遺産・高野山麓の名水「大師の水」の純水を使い、煎れ方にもこだわって仕上げた、当店自慢の逸品です。どうぞお試し下さい。

大阪市福島区吉野3-2-49
http://www.ippoen.co.jp

編集部より
「家庭でお茶を入れる習慣がなくなり、親子の会話や思いやりが失われているように感じる」と清水さん。今春京都にオープンしたカフェでは、「お茶を楽しむ暮らし」を発信していきたいと、急須の使い方やお茶の入れ方を教えながら商品の提供を行っているそうです。抹茶を使ったスイーツもおすすめです。

(良い食品通信vol.09、2012年秋号記事を再掲載)

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さつまいもの美味しい季節ですね。
今日は、九鬼産業のごま油を使った「さつまいもチップ」のレシピを紹介します。

作り方は簡単。よく洗ったさつまいもを薄く切って、170℃に熱した九鬼太白純正胡麻油できつね色になるまで揚げるだけ!お好みで塩や砂糖を振ってできあがりです。

また、人気のレシピサイト「COOKPAD」には、九鬼産業さんのコーナーがあり、ごまをたっぷり使ったおいしいレシピがたくさん紹介されています。こちらもぜひ見てみてくださいね。

http://cookpad.com/kitchen/3156532

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