会員相互の研鑽の場である「良い食品づくりフォーラム」。
9月7日(日)の前泊研修から8日(月)、9日(火)の3日間にわたり、
香川県丸亀市のオークラホテル丸亀において、下記プログラムを実施。
大変中身の濃い研修となりました。
幹事役の地区会員の皆様はじめ、全国からご参加くださった会員の皆様、
お疲れさまでした。
9月7日(日) 前泊研修
今回は3つの製品が出品。
各部会(原材料製法・表示包装衛生・官能検査)に分かれ、深夜まで熱のこもった
研修が続けられました。
9月8日(月)
講演 『原発事故後の社会と暮らし』
使い捨て時代を考える会 相談役 槌田 劭 先生
講演 『フードシステムと食品製造者の職業倫理』
京都大学 教授 新山 陽子 先生
生産者会員報告 一柳こんにゃく店 一柳 美枝子 様
かたぎ古香園 片木 彰 様
講話 『チェンジ学校給食』
三豊市立仁尾小学校 校長 山下 昌茂 先生
9月9日(火)
協力店会員報告 中嶋屋本店 中嶋 浩二 様
研究発表 『酵素剤について』 関西地区研修会 木村 和彦 様
食品を識る 各部会報告
【新認定品】 長工醤油味噌協同組合 『国産麦みそ』
㈱ナガノトマト 『黒 なめ茸』
の2品が認定となりました。
会員相互の研鑽の場である「良い食品づくりフォーラム」。
2月24日と25日の2日間、ホテルフロラシオン青山において、下記プログラムを実施。
新事務局体制となってからの初めてのフォーラムでしたが、どうにか無事終了することができました。
幹事役の地区会員の皆様はじめ、全国からご参加くださった会員の皆様、お疲れさまでした。
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2月24日(月)
講演 「マーケティングを学ぶ」 流通科学大学学長 石井淳蔵先生
講演 「和食の世界文化遺産登録の意義」 静岡県立文化芸術大学学長 熊倉功夫先生
生産者会員報告① 宮坂醸造 宮坂勝彦さん
製品研修 原材料製法部会/表示包装衛生部会/官能部会
部会終了後、合同研修
2月25日(火)
協力店会員報告① D47食堂 相馬夕輝さん
生産者会員報告② 丸八製茶場 谷誠慶さん
協力店会員報告② そごう・西武 千葉店 永津耕三さん
「食品を識る」(各部会報告)
先般の良い食品づくりフォーラム信越は、87名の出席のもと大変充実した内容で終わることができました。
井出民生会長
恒例のセミナーでは、女子栄養大学副学長の五明紀春先生に、食品の風味や色を決定づける食品加工において最も重要な化学反応である「メイラード反応」についてご講演をいただきました。
東京大学名誉教授、農山漁村文化協会会長の今村奈良臣先生には、「地域活性化に向けた新事業創出〜人を生かす、資源を生かす、地域を興す〜」をテーマに、先生のこれまで経験されたことをもとに、本会が発展していくためにはどうすべきかを熱くお話いただきました。
女子栄養大学副学長 五明紀春先生
東京大学名誉教授、農山漁村文化協会会長 今村奈良臣先生
また、日本一の長寿県である長野での開催にちなんで地元で活躍されている信州郷土料理の研究家、横山タカ子先生をお招きし、長寿を支える食の知恵を学びました。
地元長野市在住の料理研究家、横山タカ子先生
生産者会員報告① 杉田味噌醸造場 杉田貴子さん
杉田味噌のある上越市は、江戸初期に開かれた城下町高田が核となっており、上方文化と江戸の文化が交錯して独特の食文化が築かれました。この地の味噌は米麹の配合量が多く、湯に溶くとこうじが浮く「浮き糀」が特徴であり、製糀工程に最も力を注いでいるとのお話でした。また、原料の大豆には地元新潟産を使用しており、生産から選別まで農家の方と一緒になって取り組んでいるそうです。県の大豆栽培技術、品質の向上に少しでもつながればと語られ、地元に貢献したいという思いが強く印象に残りました。
生産者会員報告② 村田商店 村田滋さん
地産地消にこだわり、県産大豆の使用を続けてきましたが、先日当社の製品をお買い上げていただいたお客様から「黒ずんだ大豆が目立っている」とのお叱りの連絡がありました。しかしながら、これは曲がったキューリ同様、見た目の問題であり、品質にはなんら問題はありません。これまで納豆作りを通じて県内の農業を応援したいという思いがあり、目をつむってきた部分を改めて考え直すきっかけとなりましたとお話されました。製品の「品質」の追求について重要な問題提起であり、一方で、消費者への啓蒙活動の必要性を感じざるを得ませんでした。
協力店会員報告① ボンラパス 柿原宏さん
「ボンラパス」とは、フランス語で「ごちそうさま」の意。他社で扱っていないオンリーワンの商品、オリジナル惣菜の開発、時間帯に応じた商品の展開等に力を入れているそうです。発表を通して、品揃えの良さが評判であり、地元の方に愛されている様子が伺えました。
協力店会員報告② 加島屋 後藤麻美さん
人口81万人、日本海側発の政令指定都市である新潟市の加島屋さん。発表を伺うと、ネットならではのオリジナル商品の販売や本店でのうまいもの市の開催、また児童の絵画展の企画・開催等、幅広く活動しておられる様子が分かりました。また、茶屋長作ではソフトクリームのコーンも店内で手焼きしており、安心・安全な食品づくりへの徹底した姿勢に心を打たれました。
会員の相互研鑽の場である「 良い食品づくりフォーラム」。
9月8日から10日までの3日間、長野ホテル犀北館を会場に下記プログラムを行い、無事終了することができました。
幹事役の地区会員の皆様をはじめ、全国からご参加くださった会員の皆様、お疲れさまでした。
〈実施プログラム〉
9月8日(日)
原材料製法部会/表示包装衛生部会/官能部会
部会終了後、合同研修
9月9日(月)
講演「メイラード反応の世界」女子栄養大学副学長 五明紀春先生
講演「地域活性化に向けた新事業創出〜人を生かす、資源を生かす、地域を興す〜」東京大学名誉教授・(社)農山漁村文化協会会長 今村奈良臣先生
生産者会員報告① 杉田味噌醸造場 杉田貴子さん
生産者会員報告② 村田商店 村田滋さん
講話「日本一の長寿県 長野の食」料理研究家 横山タカ子先生
9月10日(火)
協力店会員報告① ボンラパス 柿原宏さん
協力店会員報告② 加島屋 後藤麻美さん
「食品を識る」(各部会報告)
会員工場見学(杉田味噌醸造場、高橋孫左衛門商店)
先般の良い食品づくりフォーラム東北は、歴史に残る東日本大震災の被災現地で開催しました。
98名の会員が参加し、深い学びの内容に満ちていました。
恒例のセミナーでは、建築家・妹島和世建築設計事務所代表の妹島和世先生をお迎えしました。
「環境と建築」と題し、これまで手がけてこられた街づくりについてお話をいただきました。
また、被災地で進められている復興支援プロジェクト「みんなの家」についても、被災地の現状や地元の方との交流を通して感じることなどを交えながら、ご説明いただきました。
自然栽培農家木村秋則先生には、「奇跡のリンゴが実るまで」と題し、無農薬りんごへのチャレンジとその精神について語っていただきました。
生産者会員報告① キープ協会
キープ協会の名前は「Kiyosato Education Experiment Project」の頭文字をとったもの。ポールラッシュ博士によって戦後日本の民主的な農山村復興モデルをつくることと、実践的な青少年教育を目的に創設されたという歴史から、現在力を入れて取り組んでいる環境教育(酪農、搾乳体験等)まで分かりやすくスピーチいただいた。教育において知ることよりも感じることの大切さを強く感じました。
生産者会員報告② 西出水産 西出隆一さん
江戸初期にさんま漁を初めて行ったのは和歌山の漁師だったそうで、和歌山の食文化に「さんま」は欠かせないそうです。創業から50年、和歌山市の雑賀崎で灰干さんまを作り続けている西出水産の西出社長には、原材料や製法のこだわり、品質を向上させるための努力等についてお話をいただきました。中央市場の競りの仕事に携わっていたが、30歳の時にこの伝統を自分が残していかねばと思い、家業を継いだというエピソードに強く心を打たれました。
協力店会員報告① 良い食品處さとなか 里仲純二さん
「良い食品處さとなか」は、「古事記」の編纂に関わった語り部の祖・稗田阿礼の出身地である奈良県大和郡山市にあることにちなんで、昨年から「食の語り部」講座を定期的に開催されています。これまでの講座の内容や参加者の反応などをご説明いただいた後、この講座を通して、素晴らしい日本の食文化を次代に伝えていきたいとの思いを語られました。
協力店会員報告② ペント 中島理晴さん
本会会員・丸八製茶場のお茶に出合いそのおいしさに感動したことが、入会のきっかけになったというペント中島さん。会の勉強会に誘われて初めて参加した時は、自身の知識の足りなさを実感したそうです。それから3年程、勉強会に通い続けてやっと入会が認められ、2010年晴れて会員となったそうです。このスピーチでは、徹底したコスト管理やチラシ作りの工夫、それから「モノを売るからコトを売ること」「社是は従業員を幸せにすること」など、自身の哲学を熱く語られました。
講話「大震災から復興へ」
「宮城県女将会」磯田悠子会長と仙台に拠点を置く会員から、当時の被災状況やその体験から学んだこと、そして復興状況についてお話いただきました。
一ノ蔵 鈴木整さん(左上)、宮城県女将会会長 磯田悠子様(右上)
精華堂あられ総本舗 清水敬太さん(左下)、仙台味噌醤油 佐々木淳一郎さん(右下)